派遣で働き始めたら、正社員の頃よりも生きやすくなった
正社員を諦めて、派遣で働くことにしたわたし。
「正社員じゃないと安定がなぁ…」とか漠然と思っていたのですが、1か月ほど働いて、正社員よりも派遣のほうが、精神的にとても安定しました!
初めて派遣を選んだことは、悩みに悩んだ決断でしたが、わたしと同じように「もう正社員に疲れた…」「働くことに疲れた…」って方にも届くといいな。
とにかく、自由な時間が増えた
通勤時間が短縮
正社員のころは、どの職場でも通勤時間は片道1時間半くらいかかっていました。
SEで客先常駐をしていたころは特に、自分で職場を選べない立場なので、東京近辺まで満員電車にぎゅうぎゅうに潰されながら通勤していました。
派遣をせっかく始めるならと、通勤時間をかなり重視して選んだところ、片道40分くらいに短縮。これだけでものすごく毎日の負担が減りました。
週4勤務にしたので家事が溜まらない
職場が寛容なところで、週4勤務を認めてくれました。
洗濯物や洗い物などの家事が溜まらず、生活にかなりゆとりができました。
今まで時間がなくて、職場へ持参するお弁当というものを作れたことが無かったのですが、これを機に作れるようになりました!
基本的に残業が無く、すぐに帰れる
基本的に残業はなく、終業時間にすぐに帰っても、嫌味も何も言われません。
「上司が仕事してるから帰りづらい…」とかもなし。
面接の時に残業の有無は必ず聞くようにしてました。
派遣ならではの人間関係
自分と同じ派遣会社の人が何名か居ると、すぐに馴染みやすい
派遣元が同じ会社な人が何人かいると、そこで人間関係を構築できます。
また、「派遣元への勤怠連絡の方法」などの情報も聞けて助かりました。
派遣が複数人居ることで、派遣の発言権が強まる
派遣は「肩身が狭いのでは」というイメージでしたが、派遣が10名くらいいる部署だったため、雇用形態にはあまり固執せずに意見を言える文化がありました。
何よりも「派遣の扱い方を会社がよく知っている」のが楽です。(正社員並みの責任を押し付けてこない、など…)
あまり意識していなかったのですが、今後別の派遣先を選ぶときには、必ず確認していこうと思うポイントでした。
飲み会、社内イベントへの参加が強制ではない
様々な家庭の事情で、派遣を選ぶ方も多いため、飲み会への強制力は薄いです。
「参加してくれると嬉しいです」くらいになります。
会社に帰属意識などないんじゃ!と思っていた私にとってはラッキーでした。
プライベートはお互いに詮索しすぎない
派遣社員同士、いろんな事情があることをお互いに理解しているので、あまり踏み込んだ話をしない傾向にあるなあと思います。
正社員のときは、「○○部長には愛人がいるらしい」とか「○○課長はキャバクラ通いで奥さんに怒られたらしい」とかの下らないゴシップがホントにつまらなかったので、健全な人間関係でラク…。
仕事とよい距離を保っていて、プライベートを充実させたい傾向
派遣の方々は、年齢がかなり上の方でもエネルギッシュな人が多くて、「仕事はそこそこに習い事に打ち込みたい!」とか、「子供とアクティブに過ごしたい!」と、プライベートをとても重要視している傾向がありました。
休みの日まで仕事していた元上司より、全然楽しそうな人生を送っているなあと思います。
「10年後、こういう人になりたい」と思える人がこれまで職場にいたことがありませんでしたが、「こういう人達みたいに20年後も元気に楽しみたい」と思いました。
こういうところが、派遣ならではの生きやすさなのかもしれません。
ホワイト職場環境に出会った
電気ポット、冷蔵庫、電子レンジ完備。加湿器まである
「普通じゃん?」と思うでしょうか。
客先常駐エンジニアをやると、職場環境のありがたみがわかりますよ。
(机に引き出しすらありませんでした。)
「女性が働きやすい環境」を整えてくれているんだ…!と感動しました。
ポットで温かいお湯が飲めるなんて…。
昼休みは外線電話に出なくていい
ご飯食べてるのに電話にモグモグしながら出なくていい。
電話番は休憩時間も休憩できなくてつらいですよね。
ランチの外出にも行きづらい、みたいな変な気遣いがいらないので、お昼休みにリフレッシュできます。
あと、これまでの職場はみんな何だか疲れきっててガッツリ昼寝する人が多かったのに(何ならそのために消灯までする)、みんな定時退社出来て元気なので寝てる人が居ない。すごい。
整理整頓されたオフィス
ホチキス、蛍光ペン、はさみ、のり…といったこまごまとした文房具、
コピー用紙、掃除機…といったオフィス用品。
すべて綺麗にしまわれていて、分かりやすいようカワイイテプラが貼られてました。
整理整頓されたオフィスは社員に余裕のある証拠だと思います。
(これまで、ぐちゃぐちゃなオフィスしか経験してませんでした)
雑用は当番制
加湿器の水交換などの雑用は、下っ端がすべてやるのではなく、全員の当番制。
私が新卒で入った会社では、「加湿器の水を交換するタイミングが遅い」という理由で、お局を中心に女性社員からいじめを受け、結構トラウマになってました。
(今思えば、なんて馬鹿馬鹿しいと思うものですが・・・)
やったら当たり前、ではなく、「ありがとうございます~」のかけ声もあって、すごいな~と感心しました。
年齢層が高めなので、比較的落ち着いている
私と同年代がおらず、ほとんどがひとまわり・ふたまわり上。
雑談中にジェネレーションギャップは感じるものの(笑)、比較的落ち着いている環境です。
先述した環境がなければ、疎外感を味わいかねませんでしたが、
いい意味で「大人な方」が多いので困ることはありません。
同年代でもキャピキャピした人が苦手なので、良かったかも。
雇用形態より「どんな職場環境に勤めるか」が大事
とはいえ、契約が切れてしまうことへの不安はあります。
けれど、正社員で会社に勤めたとて、倒産の不安はあるもの。
今の時代、安定なんてどこにもないのだから、
今を健康に元気に生きられることを第一に過ごせれば、もう充分!
結局は雇用形態よりも「どんな職場環境に勤めるか」次第だと思います。
むしろ正社員で行けないような大企業にも、派遣だと勤めることができたりもするし、零細ブラックに就職してしまうより全然いいじゃん?と思います。
今日もゆっくり、紅茶飲みつつぼちぼちやっていきます!