【正社員→派遣に転職】派遣会社を選ぶポイントと、振り返って思うこと
こんにちは、すらりんです。
あまりに仕事がつらすぎて、次の仕事が決まる前に、勤めていた会社をエイヤと辞め、はや半年。(貯金が底をつくのも時間の問題…)と恐々としつつ、なんだかんだと無職ライフを満喫しておりました。
そしてこの度、派遣のお仕事が決まりました!
派遣会社を数社試して私が感じた「派遣会社を選ぶポイント」と、就業決定までを振り返って、思うことをまとめておきます。
「正社員で働くことが辛くなってきた…」「派遣の転職活動ってどうやるの?」って方はぜひ読んでみてください!
正社員の転職活動に比べれば、精神的にかなり楽でした!
- 派遣会社の登録の流れ
- 顔合わせ・職場見学という名の面接
- あんまり良くない派遣会社の特徴
- よい派遣会社の特徴
- 【まとめ】意外と大事かも、と後から思ったこと
派遣会社の登録の流れ
まずはWEB登録(複数登録!)
基本的には派遣会社は1社に絞らず、複数に登録したほうがよいです。
複数社で選考を進めていくので、スケジュール調整はちょっと複雑になりますが、担当営業さんに日程を相談して進められます。
単純に求人数が増えて有利になりますし、相談先を複数持てるので安心です。
わたしは最終的に5社登録し、そのうち3社で選考や顔合わせ(という名の面接)に進みました。
派遣会社との面談(電話・WEB・来社)
WEBで登録すると、電話・WEB(ZoomかTeams)・来社のいずれかで面談があります。
ここで詳しい希望条件をすり合わせします。
派遣会社にとっては、社会的なマナーや服装がきちんとしているかチェックする場でもあります。正社員のエージェントほど堅苦しい感じではないので安心ですが、服装はしっかりスーツ(ジャケットON)で臨みます。
💡派遣会社との面談はこちらに載せました!
自分の希望条件を伝える
例えば「○時には必ず帰りたい」とか、「通勤時間は1時間以内」とかの、自分にとっての希望条件を面談でお伝えしていきます。
ただ、後になってから気づくこともいっぱいありました。
求人を見たり、職場見学で職場の方と話して「こういうことも意外と大事だな」「この条件は逆にそこまで優先順位高くないな」って気づけたり。
なので、この時点では、あくまで仮決めでOKだと思います。
派遣会社にはよく「希望条件の優先順位」を聞かれます。
さらにそれがマストなのか、ベターなのかも考えておくと良いと思います。(できれば全てを叶えたいですが…)
わたしの希望条件は、優先順位順に以下の通りです。
- 残業時間が少ない(5~10Hまで)
- 勤務地が近い(片道1時間まで)
- 仕事内容が希望と合っている
- 電話対応が少ない
- 不特定多数の人を相手にしない仕事
- オフィスのフロアがすし詰め状態だったり、騒がしくない環境
💡この希望条件を決めるにあたって、いろいろ考えた経緯がこちら
「何故、派遣に?」に回答できるよう、転職の「軸」を考える
「軸」って言うと意識高いんですが、「結局のところ、自分は何を叶えるために転職活動するのか?」ということです。
この後、派遣会社内の書類選考が進むと「顔合わせ」という名の面接に入ります。
そして、正社員から派遣を目指す場合、必ずと言っていいほど面接官から「何故、派遣を選んだのですか?」と聞かれます。
で、初めはびっくりしたのですが、色々考え、わたしは「無理せずに生活と両立して働ける環境」を選ぶために派遣を選んだ、という結論にたどり着きました。
派遣を選んだ理由を聞かれた際には、これまでがブラックな環境下だったことを話してこのように答えています。(納得してもらえますし、それ以上は、特に突っ込まれたことはありません)
この軸から外れてしまうような仕事は、たとえ受かった会社でも丁重にお断りしました。
顔合わせ・職場見学という名の面接
派遣でも普通に面接がある
法律上は派遣先は派遣スタッフの選考を禁止されているはずなのですが、実態としては「派遣スタッフが希望した体での」顔合わせ、もしくは職場見学が存在しています。
正社員の面接より、全然精神的にラクな内容ではありました。役員がドーンと並んでいて「お掛けください」みたいなのはなかったです。
ここら辺はなんだかな~という気持ちにはなりますね。
法律で取り締まれないのかなコレ。
職場を実際に見れるチャンス
職場見学と称するだけあって、実際に働くスペースを見ることができます。
特にHSPさんは、職場のオフィスの環境ってかなり仕事をする上で大事だと思いますので要チェックですね。
例えば、こういう会社は要注意です。
- 電話の音がストレスにならないか?
- 部屋の空間に対して、机の数は多すぎないか?
- 違う部署のデスクもすべてワンフロアに集合していないか?
(部署同士の仲が悪い会社だと、かなり気まずい…) - トイレの臭いが気にならないか?
- 空気がよどんでいる感じがしないか?
など、音・においなど感覚に関する刺激が多すぎるところはちょっと警戒しました。
あとは、机に書類が山積みだったり、掃除が行き届いていない汚いオフィスは、自分の経験上、ブラック企業が多いです。
派遣の職場見学でよく聞かれる質問
- (正社員から派遣に初めてなる場合)派遣を選んだ理由は?
- 前職の退職理由は?
- スキル上、○○はできますか?
- いつから就業できますか?
- 早く帰らなければいけない曜日があるなど、家庭の事情はありますか?
派遣を選んだ理由は?
前述したとおりですが、初めて派遣を選ぶ場合はまず聞かれますので用意したほうがいいでしょう。
前職の退職理由は?
あんまり聞かれないですが、一応用意しておくのがベターです。
紹介予定派遣など、正社員雇用を見据えている場合はポジティブな理由に言い換えたほうが無難かもしれません。
スキル上○○はできますか?
Excelの場合は、VLOOKUP、ピポットテーブル、マクロ作成の可否を聞かれます。
その他、エンジニアであれば言語の習熟度など。
ここについては、噓偽りなくお話しておくのがよいと思います。
いつから就業できますか?
現職を続けながら転職活動している場合は引継ぎの目安をお伝えします。
退職済みの場合は特に問題なければ「即日で問題ありません」と答えます。
(準備のために1週間くらい欲しいです、と言ってもOKでした!)
早く帰らなければいけない曜日があるなど、家庭の事情はありますか?
特に無ければなしで大丈夫です。ここについてはあらかじめ、担当営業さんへ相談しておき、打ち合わせした通りに回答すればOKです。
派遣の職場見学では、あまり聞かれない質問
- 同業他社が多数ある中で、弊社を選んだ理由はなんですか?
- 志望動機を教えてください
- 自己PRをしてください
同業他社が多数ある中で、弊社を選んだ理由はなんですか?
期間限定の就業なので、特に企業研究は不要です。
志望動機を教えてください
志望動機も一度も聞かれませんでした。
毎度、会社に合わせて用意するのが大変なので、助かりますね。
自己PRをしてください
新卒採用では特に、毎回「1分間の自己PR」を求められますよね。
派遣は選考ではないので、特にガンガン自身をアピールしなくても大丈夫です。
実際にあった、就業しないほうがいい要注意な質問
- 精神的なストレスには強いほうですか?
- 残業が月45時間を超えることがありますが、大丈夫ですか?
- 今後、どのようなキャリア像を目指して弊社を志望したのですか?
精神的なストレスには強いほうですか?
イケイケな感じのメーカーで言われました。絶対何かあったじゃん~。
正社員と同じ負担をかけようとしているので、良いことありません。
残業が月45時間を超えることがありますが、大丈夫ですか?
何も大丈夫じゃない。派遣に36協定を超えさせようとしているのですか?
今後、どのようなキャリア像を目指して弊社を志望したのですか?
派遣にそこまで求めますか?という質問なのが見てわかると思います。
これらの質問は、すべて同じ会社からでした…💦
「正社員にさせるべきことを派遣にさせようとしている」ところはちょっと警戒したほうがいいと思いました。派遣を雇ったことがあまり無くて、派遣の扱い方を知らない会社にトンチンカンな質問が多い印象です。
あくまで業務のヘルプに来ているのであって、会社を志望しているわけではないことを理解してくれているかどうかがポイントです。
あんまり良くない派遣会社の特徴
派遣会社からの連絡がとにかく遅い
メールが全然返ってこない会社があって、あまりに話が進まないので使うのを辞めたところがありました。一人の営業でたくさんのスタッフを見ているのは分かるのですが、待ってばかりでは決まるものも決まらないので…
希望条件と全然違う求人ばかり紹介してくる
「絶対この職種は避けたい」と伝えている職種ばかり紹介してきたり、「電話ではなくメールで」と伝えていても電話で来たり。
なんだかな~と思うところでは、結局選考には一切進みませんでした。
他の派遣会社の案件を悪く言ってくる・不安を煽ってくる
他社で選考を進めている案件を「人間関係に悩むに決まってるよ」とか、「そんな会社は残業が多いに決まってるよ」とか、詳細を知りもしないのに、悪く言ってくる派遣会社がありました。
他で決まってほしくない気持ちがあるのはわかりますが、「こういうところは他社さんのメリットで、うちにはこういうメリットがあります」と論理的にアドバイスしてくれたり、寄り添ってくれる会社のほうが好印象でした。
営業担当が初対面なのにタメ口で接してくる
職場見学当日、派遣会社の担当営業と一緒に向かうのですが、会って早々にタメ口をきかれることが多々ありました。
私が20代の女だからだと思いますが、一応はビジネスのお付き合いをする関係なので、馴れ馴れしくするのはどうなの?と違和感がありました。
(いくらか話してて、思わず出ちゃうくらいなら全然OKだったのですが、会ってすぐにガツガツため口はちょっと…)
職場のリサーチが足りない
職場見学当日、派遣会社の営業担当があまり企業のことを知らなかったようで、道に迷って、一緒にかなりの距離を30分くらい小走りで歩かされました。しかも、企業の面接担当者の連絡先を聞いてなかったらしく、路頭に迷う…。
営業なりたての青年だったのかもしれませんね…。パンプスで靴ずれは痛いわ、汗でメイクは崩れるわで大変でした。
職場見学後、その場で採用が出ない
職場見学後、この案件に決めたいと思って連絡したら「実は他社の候補者も3名居て、先方が5日後まで採用可否を待ってほしいとのことです」との返答がきたことがありました。他社競合というやつです。
自分に落ち度があってスキル不足で落ちる、ならまだ分かるんですが、「選考」に当たることをするのは違法行為なのです。(派遣先企業が採用合否を判断することは法律で禁止されています)
それを派遣先も分かっていないのもあまりよろしくないな~と思いました。
ま、実際、競合はよくある話なんだそうですが…。
当たり前のようにそれをやってくる派遣会社もおかしくね?
わたしが何も知らないとでも?と腑に落ちないわたしです。
モヤモヤしながらその企業はお断りしましたが、やめて正解でした!
よい派遣会社の特徴
職場の雰囲気を詳細に教えてくれる
すでに同社からほかの派遣スタッフが就業している場合や、企業担当の営業が密にコミュニケーションをとっている場合は、その職場の雰囲気をよく教えてくれます。
「40代の社員が多い」「にぎやかというより穏やか」「正社員○名に対して、派遣は○名」などいろいろ言ってくれました。
それだけその企業のことをよく見てくれているということですね。
微妙な会社はそんなことは一切無しでした…。
就業後もサポートします!と言ってくれる
就業後はいっさいサポートしない会社も多いようです。なので、「この不安な面については、契約の区切り毎にも一緒に相談してみましょう!」などサポートを続けてくれる発言をしてくれる営業さんにはかなり救われました。
職場見学で心強くリードしてくれる
訪問前、近くのお手洗いを事前に確認してくださっていた時には、お気遣いがすごい~😢と思いました。
寒かったり、緊張したり、化粧がマスクで崩れたりとか、生理のこととか、いろんなことでトイレに行きたくなっちゃうんですよね。ありがたかったです。
(女性の営業さんに多いお気遣いでした、ありがとうございました)
【まとめ】意外と大事かも、と後から思ったこと
- 他社競合の案件ではないですよね?と初めから聞いてみる
- ちょっとでも違和感を感じたら、それを信じる
- 自分のもっている転職の軸からブレる案件は、すべて断る勇気を持つ
- 派遣に正社員と同じ仕事を任せようとする会社からは離れる
- オフィス見学は「実際に自分が働いている姿」が想像できるか考える
- 営業担当の印象はかなり大事!
何はともあれ、決まって一安心です!